思い出したように始まるこの『私のLIVE遍歴』シリーズ(笑)。今回は1988年のTM NETWORKを取り上げました。これは昨日の記事でもチラッと取り上げたんですが、私が学生時代にバイトをしていた『貸しレコード屋』の先輩に教えてもらって聴き始めたのがキッカケでした。まあ最初の印象は『・・・テクノ?』という感じではあったんですが、どちらかと言えばメルヘンチックで、歌詞の印象が柔らかかったため、私には優し過ぎる?印象でした。
さてそんなTMだったんですが3rdアルバム(だったと思います)の『GORILLA』から少し印象が変わってきました。非常にリズム(ビート)が強調されてきて、ダンスチューンに変貌してきたんです。当時はユーロ、リミックスが流行りでしたので、そこは小室哲哉さん、上手に流行を取り入れていったようです(笑)。
この頃から私も『意外にいいかもしれないな』という感じに変わってきました。それで昨日、取り上げた『SELF CONTROL』で一気に爆発、『GET WILD』でシーンのトップに立ちました。
そこで『さてさてLIVEはどんな感じ?』ということで、私はこのアリーナ・ツアーに参戦することにしたんです。
まあ、このころからチケットの電話予約というものは大変になってきていました。BOOWYあたりで有名になった電話回線のパンクなんですが、このチケットでも同じでした。昔は携帯電話も普及していなかった頃でしたので、公衆電話に居座って何時間も電話をする・・・・なんてことはざらでした。都市伝説として家の電話は通じにくい、公衆電話は通じやすい、公共施設の公衆電話(役所、病院)はすぐにつながる・・・・などという噂が流れていたのもこの頃でした(笑)。
さてLIVEの印象なんですが、今も覚えているのは宇都宮さんのダンサブルなパフォーマンス、木根さんのイリュージョン等が印象的でした。もちろんツアー・タイトルにもある『ダンシング=ビート』が強調されていたことは言うまでもありません。この後のTMの展開がどちらかと言えば歌詞からリズムに重点が置かれるようになっていくのは、このツアーの成功があったからなのかもしれません。もちろん今まで通りのコンセプト的なアルバムの作りはそのままですし、雰囲気はあくまでメルヘンチックなんですが、そんな気がします。
これ以降のアルバムもチョコチョコとは聴いていたんですが、『humansystem』以降は力が入らなかったような記憶があります。少し?アルバムのリリースが戦略的で『小室商法』っぽいところに嫌気がさしたのかもしれません。正統的な『テクノポップ』の伝承者にはなれなかったTMですが、TM=小室哲哉が作ったのは『テクノポップ』ではなく『J-POP』だったのですから、その点ではこの後も時代を作っていったバンド=人だったと思います。私にとっては興味は薄れてしまったんですが・・・・。
そんな否定的な記事で終わってしまっては後味が悪いので(笑)、私の好きな曲を一曲取り上げて終わりたいと思います。ドラマの主題歌としても大ヒットしたこの曲です。この曲が収録されているアルバム『humansystem』は私の中で、一番完成度の高いアルバムじゃないかなと思っています。歌詞、音、コンセプト、遊び心あるクラシックのフレーズ等、TMワールドが上手く昇華しているアルバムだと思います。なかなかレンタルにはないようですが、見つけたら借りてみて下さいね(笑)。